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地域連携
JAF高知支部と高齢ドライバーの運転寿命延伸に関する連携協定を締結しました
2025.12.20
2025年12月18日(木)、高知健康科学大学は
一般社団法人日本自動車連盟高知支部(以下、JAF高知支部)と
連携協定を締結いたしました。

これにより、高知の高齢者の運転寿命延伸と健康増進を図り
高知県の地域課題解決をめざします。
本協定は、JAF高知支部の「eスポーツ活用による運転寿命延伸プロジェクト」に
賛同・協力する形で締結したものです。

◎協定締結の背景
高知健康科学大学(学長:宮口英樹)は、
専門学校・土佐リハビリテーションカレッジを前身として
2024年、高知県内6番目の大学として開学。
「健康科学部 リハビリテーション学科」に
理学療法学専攻と作業療法学専攻の2専攻を設置しています。
「自律と共生に共感し、実践できる人材の育成」をミッションに掲げ
医療・福祉分野にとどまらず、
多分野との協働による実践的な学びと研究を推進、
健康に貢献する大学として、地域社会への貢献を重視しています。
(🔗大学の理念)

一方、JAF高知支部(支部長:佐藤誠三)は、
ロードサービスを中心に事業を展開しています。
今回、運転寿命を延ばす取り組みが
高知県の交通インフラ課題や
地域コミュニティ再構築の支えとなるとの考えのもと、
「eスポーツ活用による運転寿命延伸プロジェクト」を立ち上げました。
本学を含めた連携機関と協力し、取り組みを主導しています。
プロジェクトの概要
名称:eスポーツ活用による運転寿命延伸プロジェクト
目的:認知機能や運転能力にどのような影響があるかの効果検証を行う
対象:高知市在住の70歳代
実施内容:eスポーツ体験、データ取得・分析など
※体験ゲームはドライビングゲームや「太鼓の達人」「ぷよぷよeスポーツ」
1)2026年1月より最新の運転シミュレーターや認知機能検査を行い、基礎データを取得
2)参加者を2グループに分け、半数は2月より1カ月週2回eスポーツを体験
また参加者全員のマイカーにテレマタグを設置し、走行データも取得
3)2026年3月にeスポーツ等体験後の基礎データを再測定
またテレマタグを回収し、走行データを抽出
4)高知健康科学大学が各種データを分析し、参加者の運転基礎データの変化について検証
5)効果検証により地域への社会実装を目指し、高知県が抱える地域課題の解決につなげる


◎協定の主な連携事項
協定では、以下の4項目で連携・協力を進めていくことが盛り込まれています。
(1)健康づくりに関する情報交換および支援
(2)高齢者福祉に関する情報交換および支援
(3)高齢者の安全運転能力向上に関する情報交換および支援
(4)前各号のほか、前条の目的を達成するために必要な事項に関すること
高齢化による事故リスクの懸念が増す一方、公共交通の減便など
高知県は中山間地域特有の地域的背景から、
運転免許返納が生活基盤を脅かしかねない状況です。
車を無理に手放すのではなく、
安全に運転し続けられる期間を延ばすことが
今、高知県に求められる現実的な支援の形といえます。
◎メディアにも多数取り上げられました
当日の様子は、KUTVテレビ高知、
KSS高知さんさんテレビの取材を受け
ニュースとして放送されました。
▶テレビ高知
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/kutv/2357044?display=1
▶高知さんさんテレビ
https://www.sunsuntv.co.jp/news/2025/12/2759811
なお、JAF高知支部では、
プロジェクトの参加者を募集しています(12月18日時点)。
お申込みは「高知市基幹型地域包括支援センター」(電話:088-823-4014)まで。
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