地域連携
映画監督・安藤桃子さんによる特別講義を受講しました
2025.02.08
1月10日(金)、高知健康科学大学の大講義室は
3時間限定のシアターへと変身しました。
KINEMA SPACE GATHERING with SHORTSHORTSの協力で行われた
映画監督・安藤桃子氏による特別講義は
安藤監督が発起人となり推進する
「世界のショートフィルムを鑑賞する教育プログラム」の
第1弾として本学で実施されました。
講義は映画を通じて共感力や洞察力の向上を目指す内容でした。
講義では、短編映画2本を鑑賞した後、グループ討論が行われました。
安藤監督は「ショートフィルムは商業ベースを超えて
作り手が純粋な思いを込めた作品が多い」と語り
学生たちに作品への率直な感想を求めました。
解釈が難しい作品に対しては、
「意味が分からないと思ったら『分からない』でいい。
心に浮かんだ素直な感想、自分の声を大事に」とアドバイスしました。
この講義には学外から映画・教育・行政関係者も見学に訪れ
学生の独創的な意見に会場が盛り上がる場面もありました。
学生たちはグループ討論やレポート執筆を通じて
自分の内面や他者の考えに触れ、受容していきます。
また、当日はテレビ局や新聞社の取材が入り
学生たちはインタビューにも答えました。
本学では、医療職を目指す学生にとって
他者と向き合うために必要な共感性を育むことが重要だと考えています。
「映画教育はその助けとなり、コミュニケーション力向上にも期待できる」と
本講義を企画した畑田教授(作業療法学専攻)は述べています。
このプログラムは「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」と連携し
国際的な視野を広げる機会を提供しています。
今後、本学では医療分野に限らず、
映画やその他の文化的活動とコラボレーションし
広い視野を持った療法士の育成を目指していきます。
今回の講義のように、多くの学生に新しい学びの機会を提供し
多分野で活躍できる人材の育成を進めます。
※SHORTSHORTS:アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称: SSFF & ASIA。代表:別所哲也)」と連動するショートフィルムの総合ブランド。
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