地域連携
国際交流報告|タイ・マヒドン大学との連携「留学生研修プログラム」Vol.2
2025.07.31
2025年5月19日から31日まで実施された
マヒドン大学(Mahidol University)からの
留学生研修プログラム実施レポートVol.2です。
期間中、いくつかの病院研修の機会も提供することが出来ました。
ここでは愛宕病院(http://atago-hp.or.jp/) での研修の様子を紹介します。
研修では、大畑リハビリテーション部長から病院の概要説明を聞いた後
沖田副部長、渡辺先生(土佐リハ25期卒)のもとで、
患者さまの理学療法の治療場面を見学したり
物理療法機器の紹介を受けたりしました。
後半の時間は、大畑・沖田・渡辺先生をはじめとした理学療法部門の先生方と
治療プログラムの内容を確認したり、ディスカッションをしたりしました。
留学生は、治療プログラムに含まれていた、
スポンジを使った認知運動療法のテクニックにくぎ付けの様子で
納得するまで先生方に指導を求めていました。
留学生からは「理学療法士になりたいと思って学んでいるので
可能な限り沢山の知識や技術を学びたい。」と話があり、
先生方は、2人の熱意に驚いていらっしゃいました。
帰り際、岡本先生が、日頃こっそりと熱心に勉強していたタイ語で
留学生と会話をしてくださいました。
今度は留学生と周りにいた先生方が、岡本先生の流暢なタイ語に驚きました。
岡本先生のご家族が、以前タイに住んでいたのだそうです。
母国語はどんな人にとっても、
アイデンティティを与えてくれる重要な事柄のひとつです。
留学生にとっては、自分たちが愛宕病院の先生方に歓迎されていると実感できる、
安心感に包まれた瞬間となりました。
この出来事で病院の先生方と留学生との距離が、一気に縮まりました。
次回、Vol.3は完結編。
大豊町のフレイル予防教室でのフィールド実習と
留学生研修プログラム修了式の様子をレポートします。