研究

稲富先生|Exergamingがコミュニケーションと社会交流技能に及ぼす効果を示す(日本特殊教育学会 第62回大会)

2024.09.18

2024年9月6日~9日、福岡県の福岡国際会議場で開催された


「日本特殊教育学会 第62回大会」で


本学・稲富先生(子ども発達心理学研究室・作業療法学専攻)が発表を行いました。

 

学会テーマ「特別支援教育の SDGs-わたしからはじめる/わたしからつなぐ-」。

 

 


◎発表演題:Exergamingが子どものコミュニケーションおよび社会交流技能に及ぼす影響について

 

◎演者: 稲富惇一

 


研究内容


ビデオゲームを1人で行うことは、座り時間が多くなり、社会交流機会が失われるため、運動量の低下やコミュニケーション・社会交流技能の低下に繋がることが分かっている。一方で、全身運動とゲームの要素を組み合わせた「Exergaming」は子どもの身体活動を促進することが分かってきたものの、コミュニケーション・社会交流技能にどのような影響を与えるのかは明らかになっていない。
今回、幼児が2人1組のペアでExergamingを行う際、コミュニケーションと社会交流技能に及ぼす影響を明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、普段の自由遊びに比べて、課題に注意を向けることや、ペアに情報を伝達すること、共通の目的に向けて協調しやすくなることが明らかとなった。


※Exergamingとは楽しみながら全身を動かせるビデオゲーム(例:Wii Fit, 任天堂株式会社)を指す。今回は株式会社デジリハが作成した「デジリハの忍者でドロン」を Exergamingとして用いた。