地域連携
学生ボランティア団体が高知市まちづくりファンド「中間発表会」に出席
2025.02.05
昨年発足した本学の学生ボランティア団体
「土佐の医療福祉に貢献し隊」の活動報告が届きました!
◎「土佐の医療福祉に貢献し隊」とは?
2024年に発足した、高知健康科学大学と
前身校(土佐リハビリテーションカレッジ)の学生ボランティア団体。
リハビリテーションの専門的視点を活かして社会貢献活動を行っています。
同年7月「街のバリアを知ろう、なくそう、考えよう」という取り組みが
高知市まちづくりファンドの助成事業に採択されました。
この事業では、障害を持つ人々と県の担当者への調査を通じて
街のバリアの実態を明らかにし
より良いまちづくりを目指しています。
◎高知市まちづくりファンド中間発表会
1月19日(日)、高知市役所たかじょう庁舎で行われた
中間発表会では土佐リハ3年生の吉良くんが
進捗状況についての発表を行い
1年生2名も同席しました。
会場からはたくさんの応援や意見をいただきました。
「普段隠れている声が表に出ることで良い施策につながると思う」
「土佐のバリアフリー実現に貢献できていると思う」
「今後はどのように行政まで声を届けるのか」
といったコメントが寄せられ、本事業への期待が伺えました。
◎助成事業「街のバリアを知ろう、なくそう、考えよう」
本事業では、身体障害の当事者(杖・車いすの利用者)が
街へ出掛ける際の課題を明らかにしようと調査を行っています。
(概要はこちら▶ 学生ボランティア団体が「高知市まちづくりファンド」の助成事業に採択されました)
現在までに高知市内複数箇所で聞き取りを行いました。
・ふくねこ(NPO法人福祉住環境ネットワークこうち)
・こじゃリハこうち(県内初の商業施設内のデイサービス事業所) など
「点字ブロックは視覚障害者にとって非常に助かるが
自分のような片麻痺の人間は
あの少しの段差でも転びそうになって怖い」。
調査では、こうした当事者の声が上がっています。
今後はデータをまとめ、意見書として
県庁障害福祉課に提出する予定です。
◎リハビリテーションとまちづくり
近年、リハビリテーションの知識や技術は
医療福祉以外にも多くの分野で求められています。
先日は、本学・作業療法学専攻の稲富教員が
県観光コンベンション協会主催の研修会で
タクシー運転手を対象に講義を行いました。
まちづくりをはじめ、様々な領域で
理学療法士・作業療法士が活躍が期待されます。
(▶関連記事 【リハビリ×観光支援】タクシー運転手向け車いすサポート研修会で稲富教員が講師を務めました )
◎ボランティアサークルの活動
ボランティアサークルは発足以来、
高知市まちづくりファンドの助成決定や
FM高知のラジオ取材など
着実に活動を進めています。
今後もぜひご注目ください!
ボランティアサークル関連記事▼
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2024.12月 FM高知の取材を受け四国4県でラジオ放送