地域連携
学生ボランティア団体が高知県庁で活動報告と意見交換を行いました
2025.05.08
本学の学生ボランティア団体「土佐の医療福祉に貢献し隊」が
4月21日(月)に高知県庁障害福祉課を訪問し
高知市まちづくりファンド助成事業の
2024年度実施報告と意見交換を行いました。
「土佐の医療に貢献し隊」とは?
本団体は理学療法や作業療法といった、
リハビリテーションの専門的視点を活かした
学生によるボランティアサークルです。
昨年、結成からわずか3ヶ月で
高知市まちづくりファンドの助成事業に採択され
リハビリ学生ならではの活動を行っています。
(関連記事▶高知市まちづくりファンド助成事業に採択!)
(関連記事▶高知市まちづくりファンド「中間発表会」に出席)
当事者のリアルな声を行政へ
今回、高知県庁を訪れた学生たちは、
高知の街に潜在する、物理的・心理的な“バリア”の実態と
聞き取り調査で得た当事者の声を県職員の方々へ共有し
今後の福祉施策に関して意見交換を行いました。
ある調査では次のような声が寄せられました。
「点字ブロックは視覚障害者にとっては助かるが
自分のような片麻痺の人間には、
わずかな段差でも転びそうになって怖い。」
こうした声を通じて、学生たちはバリアフリーや
ユニバーサルデザインの必要性を実感しています。
職員の方からは、「当事者の声を直接拾い上げる活動は行政では難しい。
とても意義深い取り組みだと思う」との評価をいただきました。
また、行政が提供するサービスについても説明を受けたほか
相談支援専門員やサービス管理責任者といった
人材育成に関する話も伺い、学びの多い機会となりました。
今後の展望|学生による地域貢献の実現へ
本学では、今後も地域活動に取り組んでいきたいと考えています。
「土佐の医療福祉に貢献し隊」は
引き続き高知県の地域課題と向き合いながら
学生主体で医療・福祉の現場と社会をつなぐ活動を展開していきます。
また、この度本学では「未来を彩る7つのコース」が
新設されました。(関連記事▶「未来を彩る7つのコース」を新設!)
ボランティアサークルにとどまらず
こうしたコースの活動を通じて
学生が主体的にかつ自由に学び
同時に地域貢献や自己実現を叶える機会を
提供していきたいと考えています。