地域連携
今年も検察庁・保護観察所による特別講義を受けました
2025.07.25
2025年6月30日、本学にて高知地方検察庁および
高知保護観察所のご協力による特別講義が開催され、
1年生が参加しました。
この講義は、検察庁や保護観察所の役割を理解し、
「司法」と「リハビリテーション」の連携を通じて
地域社会における支援のあり方を考えることを目的としています。
昨年に続き、今年も本学で実施され、
多くの学生が熱心に聴講しました。
(▶昨年の様子はこちら)
講義の主な内容
講義では以下のテーマを軸に、
司法の現場と更生支援の実情について
詳しく解説がありました。
◎検察庁・保護観察所の業務について
◎社会復帰支援の現状と課題
◎被害者支援の実情と今後の展望
◎インターネット社会における犯罪の動向
◎更生保護の取り組み
高知地方検察庁からは刈谷副検事・筒井副検事が、
高知保護観察所からは土居課長らが登壇し
刑事手続きの流れから更生保護の具体的な取り組みに至るまで
現場のリアルな視点でお話しいただきました。
学生との交流:和やかな質疑応答も
講義後の質疑応答では、学生たちから多様な質問が寄せられました。
テレビドラマ「HERO」で描かれる検事像と現実との違いは?といった
ユニークな質問にも、ざっくばらんに答えてくださいました。
また、「なぜ司法の道を選んだのか」について
事務次官の方の経験や想いを聞くことができ、
学生たちにとって将来を考える上で貴重なメッセージとなりました。
当日の様子はNHK高知放送局のニュースでも紹介されました。
関連イベント:高知少年鑑別所の見学
さらに、7月15日には司法リハビリテーションコースの学生と教員が
高知少年鑑別所を訪問し、施設の見学を行いました。
司法と福祉・医療の接点を体感する貴重な学びの機会となりました。
高知健康科学大学では、今後も地域の公共機関や専門機関と連携し
学生が幅広い社会課題と向き合う機会を積極的に提供してまいります。
リハビリテーション分野の専門知識を地域社会に還元し
「支える力」を備えた人材育成に取り組んでいます。
今後も司法分野との連携を深め、
理学療法士・作業療法士としての専門性が
社会支援の現場でより一層求められる時代に向けて
教育・実践の場を広げていきます。
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