研究
宮口学長の論文が国際誌『Children2024, 11, 899.』に掲載
2024.08.05
この度、宮口英樹学長(こころと身体の発達行動科学研究室)らの論文が国際誌『Children 2024, 11, 899.』に掲載されました。
宮口学長は当該論文の責任者として名前を連ねています。
論文概要
背景:発達性協調運動障害 (DCD) 児では、運動能力は実行機能と関連していることが知られている。
しかし、注意欠陥多動性障害や自閉症スペクトラム障害などの他の神経発達症(NDD)での特徴は明確ではない。そのため、本研究では、DCD とその他の NDD を持つ幼稚園児の運動能力、作業遂行および精神機能との関連性を幼稚園等での観察を含む記述的相関研究法により調査した。調査結果から、DCD特性とNDD特性を持つ子どもはDCD特性のみを持つ子どもよりも実行機能や精神機能の問題を有する可能性が高いことが分かった。
◎論文タイトル
Association between Motor Skills, Occupational Performance, and Mental Health in Japanese Children with Neurodevelopmental Disorders: A Cross-Sectional Correlational Study
(日本の神経発達症児における運動スキル、作業遂行および精神機能との関連性:横断記述的相関研究)
◎著者
Masanori Yasunaga, Hideki Miyaguchi*, Chinami Ishizuki, Yosuke Kita and Akio Nakai*(*……責任著者)
◎掲載誌
『Children 2024, 11, 899.』
https://www.mdpi.com/2227-9067/11/8/899(2024年7月26日掲載)
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