研究
竹林秀晃学部長の論文が『理学療法ジャーナル2025年2月号』に掲載
2025.02.16
この度、竹林秀晃学部長(運動の巧みさを科学する研究室・理学療法学専攻)の論文が『理学療法ジャーナル2025年2月号』に掲載されました。
論文概要
加齢に対する遠心性収縮トレーニングの必要性*
日常生活の動作は、さまざまな筋収縮様式や力の加減、運動速度の調節により成り立っている。臨床場面においては、求心性収縮より遠心性収縮のほうが困難な場面が多くみられ、加齢による影響を顕著に受ける。本稿では、加齢による求心性・遠心性収縮時の関節位置制御特性について紹介した。遠心性収縮の評価・トレーニングに際して、求心性収縮との比較において単なる運動パターンの違いとして捉えるだけでなく、運動制御や神経系活動の違いを考慮することの必要性を述べた。
*遠心性収縮:筋肉が伸びながら活動する収縮のこと。たとえば、重い荷物を持ち上げた後にゆっくり下ろすとき、腕の筋肉(上腕二頭筋)は伸びながらもブレーキをかけるように力を発揮している。他の例としては、階段を降りるときや坂道を下るとき、大腿の筋肉がブレーキをかけるように働いている。
◎論文タイトル
加齢に対する遠心性収縮トレーニングの必要性
◎著者
竹林秀晃,滝本幸治,渡邊家泰,池本裕貴
◎掲載誌
『理学療法ジャーナル 2025, Volume 59, No.2, 164-170』
https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/41812(医学書院)
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「関節制御の弱化に対する遠心性収縮トレーニングの必要性-加齢に対する遠心性収縮トレーニングの必要性」
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